2014年9月10日水曜日

blackberry Q10のレビュー

blackberry classicの足音が聞こえてきそうな時期だが、あえてQ10を購入した。
本体のみで$300だったので、一時期よりも格段に安くなっている。

●良い点
筐体は9900に比べてさほど大きさの違和感は無い。
むしろなさ過ぎる。

タスクの切替はスワイプで行うが、これが気持ちいい。また、blackberryHUBに登録されないアプリケーションや、
パーミッションの設定で常駐するようになっているもの以外はタスク切り替え画面で落とせる(バックグラウンドで起動しているようなことが無い)。

blackberryHUBという、windowsphoneのpeopleみたいな統合データ管理が新しく備わっており、カスタマイズも出来るので非常に使いやすい。
特にメールがすこぶる良い。

ブラウザが速い!
しかもflashの再生が出来る(更に設定でflashのon/offができる)

物理キーの安心感は強い。
英字を打つのであれば、これほど心強い端末は無い。
また、日本語についてはいうほど日本語変換に困らない。
快適とは言わない(中華フォントだし、たしかに不便に感じることもある)が、じゃあ使えないかと言われるとそうでも無い。

厳選されたクイック設定に本気を感じる

androidのアプリケーションが動く。google map(但しログインできない)やfeedlyが使えるのは便利。

カメラのシャッター音を切れる(バイブやサイレントの場合鳴らない)。
今はどうか分からないけれども、前日本では「音を鳴らさなければならない」風潮があったけど、正直必要ないと思う。
盗撮したいならそれ用のカメラ使いますわ・・・。

時計アプリが秀逸。正直これのクローンをandroidに誰か移植して欲しいくらい。時計だけでも買う価値はあると思う。

チュートリアル・ヘルプが豊富。

デバイスモニターで動作を管理できるので、不必要なアプリが立ち上がっていたらそれでバツバツ切れる。

相変わらずのガチすぎるパスワードキーパー。

物理キー(通話、トラックパッド、終話)が無いのは若干痛い。
通常操作では特に問題ないが、やはり細かいところを触る際にトラックパッドがあれば、と何度も思う。

BBVEというシステム管理ランチャー及び環境テスターが使いやすい。

それでも電池は保たない(bold9900に比べると倍近くは保つけれども)。
一日4時間の電話とブラウジング3時間で、1日保つか保たないかくらい。
因みに、全く使わなくなったbold9900は、何もしなければ3日保つので使い方次第なんだろう。

●悪い点

消せないアプリケーションがある。BBMは、トモダチが少ないのでいらないです・・・。

マップアプリは使えない。

mailの登録でしくじることがあるので、不具合があったら一度設定を消してもう一度やってみよう

やはり遅いところもある。youtubeをブラウザで再生すると、まともに再生できない。

androidアプリのパーミッション設定が出来ない。google mapを入れるか入れまいか本気で悩むことになる。

bold9900(OS7)からの移行には注意が必要。前は日本語で登録していたものを検索する際、中途半端な検索で出ていたアドレス帳が、きちんと入力しなければならなくなったので一寸面倒になった。

LEDの色替えが出来ないのは残念


目覚まし時計としては不適。タッチパネルを触って無意識に消す。

正直これだけの機能を以てしてもシェアを取れないというのは、PC/ATの隆盛と同じような感じでエコシステムが無いからなんだろう。
googleと提携する(google play乗り入れとか)なりをすることで解決するのであれば、それが一番である。
このまま消えるにしては勿体ないOS。むしろmicrosoftが買うなり提携するなりの道があるのであれば、
使った感じ思想の方向性が似ているので、高セキュリティ担当&android関係の受け皿としては最高なのに。
mapが糞なのはwindowsphoneもblackberryも同じという所も含めて。

追記
みんなblackberry好きなんですね。僕も好きですが。
他記事は以下
http://roserogue.blogspot.jp/2015/01/blackberry-os10q10pc.html

http://roserogue.blogspot.jp/2015/01/blackberry-q10tipsosonenote.html


2014年9月9日火曜日

特定のPCだけsamba認証が通らない(sambaにwindowsが繋がらない)→資格情報とNTLMv2について疑う

 また「sambaに特定のPCだけ繋がらない」問題である。
しかも複数台(勿論問題が無いPCもある)、新規で立てたサーバも繋がらないとか。
なんだそれ・・・sambaは特段変更をかけた覚えが無い。
要は変わった設定をした覚えが無いのである。
ということはクライアントを疑ってみる必要がある。

●資格情報を確認する
http://site-ichijo.net/blog/archives/date/2009/1108-220452.php
とか
http://gigasmegas.com/?p=1320
とかにやり方が書いてある通りで、資格情報をねじ込む。
もし繋がらないサーバが記憶されていた場合、一度その情報を削除し、再度登録する。
これで大抵は繋がるはず。

だがそれで終わるはずが無かった。
なんと「アドミニストレータ権限を持ってたら入れるのに、通常ユーザだと入れないsambaサーバ」があるというのである。
しかもそれが新規で立てたサーバ。

流石におかしいので、調べるとsamba3~の仕様が変更になったらしいというのが引っかかった。
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1112/16/news140.html

http://moondoldo.com/DoldoWorkz/?2000%E3%83%BBXP%E3%81%8B%E3%82%89Vista%E3%83%BB7%E3%81%B8%2F%E9%9B%A3%E3%81%97%E3%81%84%E5%86%85%E5%AE%B9

http://thinkit.co.jp/cert/tech/2/1/2.htm

●sambaの設定を編集する
上記URLに則ってsmb.confの内容を修正する。

vi /etc/samba/smb.conf
でglobal設定の中に
client NTLMv2 auth = yes

保存してsambaの再起動
service smb restart

これも奇妙な話である。だったら他のwin7PCでも絶対引っかかっている筈なのだが・・・。
だが、何故かこれで解決してしまった。
不思議。
まあ、解決しない場合はポリシーの変更をしてみるというのが手なんだろう。
セキュリティ的には拙い話なのだろうけれども。