2019年11月20日水曜日

ポリウレタン(PU)という時限爆弾

久しぶりにユニクロで服を買ったら、色んな機能が付加されていて驚いた。
まずは防水(撥水)。小雨なら全く問題ない位の撥水能力がコートやジャケットに付加されている。
次にストレッチ。いわゆるスキニージーンズは、このストレッチ機能があるかどうかで履き心地が違う。
というよりも、ストレッチが無ければスキニーは成り立たないだろう。
あと、新しいと思ったのは防風加工。勿論(はためくので)風を感じないわけではないが、かなりマシである。
いわゆるユニクロ価格なのに、これだけ機能が追加されているのは流石としか言い様がない。
そんな製品が、ほぼ全てなのである。
ユニクロ恐るべし。
そう思いながらタグを見たところ、閉口せざるを得なかった。
ポリウレタン製品だったのである。

https://www.shaveoffmind.com/polyurethane-spell/

https://www.toishi.info/sozai/textile/polyurethane.html
に書いてあるとおりで、ポリウレタンを混ぜたものは、2~3年で劣化してしまう。
僕の持っているものだと、スキニーチノが3年で「分解」した。
具体的に言うと、負荷がかかりやすい場所、たとえば膝やお尻の部分から、急に生地が薄くなったようにビリビリに破れていったのである。
まさに布という形を維持できなくなってしまった、という状態。
デニムのようにパッチを貼ってみたのだけれども、パッチの外周が更に破れていったので、結局手に負えなくなってしまった。
どんなに気に入っても、ポリウレタンが使われている時点で使えなくなってしまうのが確定してしまう。
撥水コートだとべとべとになるし、織り地だと分解する。
http://my.shadowcity.jp/2019/02/post-14742.html
のように、端から諦めるのが良いのかも知れないが、それもどうかと思う。
ううむ、まさにソニータイマー。ユニクロタイマーと呼び直そうかしらん。
どんなに頑張っても3年で買い換えを強制されるのである。
僕は10年前の服も普通に着ているので、たかだか撥水加工するだけで3年期限になってしまうのは辛すぎる。
悩んだ挙げ句、結局必要最低限の物だけ買うことにした。
このパンツは2,3年か。
まさか服を買うときにこんな思いをするとは思わなかった。