なかなか恐ろしく猟奇的なニュースである。
障碍者の障碍者による、障碍者のためにならない犯罪。
この精神障碍者の主張する、世界経済の活性化に関しては、どう考えても望むべくもないが、
経済的コストについては試算できるのではと考えたので、些か不謹慎ではあるが、どんぶり勘定で思考実験してみることにする。
きれい事はこんなところで書いても全く意味が無いので割愛する。
恐らくこれだけの事を為したのだから、死刑もしくは長期の懲役、26歳と若いので、懲役60年位生きることとする。求刑もこのくらいになるのでは無かろうか。
死刑の場合は、確定から5年として、死刑後の処理費用は刑務所1年分の経費にしてみよう。
刑務所での一人あたりのコストは約300万円
http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000150029
刑務作業による報酬は
http://matome.naver.jp/odai/2140903137362767701
より
43.5円~6.1円らしいので、間を取って25円くらいならば
懲役60年の場合 1億8千万円(300万×60年)
刑務作業による本人の収入予想 360万円(25円×8時間×6日×50週×60年)
死刑の場合 1800万円(300万円×6年)
刑務作業による本人の収入予想 30万円(25円×8時間×6日×50週×5年)
となる。
ちょっとびっくりである。犯罪者ってこんなにお金かかるのか・・・。
刑務作業での製作物による刑務所の収入が出てこなかったのでなんともだが、間違いなくペイできていない気がする。
次に今回の致死数19からの考察。
http://www.ab.auone-net.jp/~sfm_myg/ryouiku/juushouji_to_keizai.htm
が重度障碍者の月額コストであるとする。
重度障碍である仮定で、平均寿命が
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11118835781
ならば、60歳まで生きられていたと仮定して計算してみる。
今回施設なので、入所年齢10歳~ずっと入所で計算する。
10歳から20歳まで一人あたりのコスト 1億8百万円(90万円×12ヶ月×10年)
20歳から60歳まで一人あたりのコスト 2億8千8百万円(60万円×12ヶ月×40年)
合計 76億円(上記コスト合計約4億円×19人)
もし470人だった場合 1880億円
まあ大体想像していたくらいである。
サラリーマンの生涯年収が2.5億と言われているので、言い方は大変失礼だが、寝て暮らしたらこれだけかかります、と
言われた場合に出てくる金額がこれ、ということだろう。
76億で何が出来るかと言われると想像できないが、日本財団がベネッセと組んでやる「子供の貧困対策」も予算50億らしいので、
http://blogos.com/article/178923/
まあそういうことが出来るらしい。
世界平和とか言わずに、70億円超のコストカットを実現しました!だったら戦慄しただろう。
勿論どんぶり勘定だし、詳しく計算しようとも思っていないのであれだが、
470人だったら経済的なインパクトはあったかもしれない。
ただ逆に考えると、国からお金は出ていくものの、関連業界に対して「存在するだけで」4億の金が動く駒であるという見方も出来るので、
そのインパクトはマイナスに働くかもしれない。
じゃあ自分が重度障碍者になった場合、どうしようと考えることもある。
この犯罪者に共感することは出来ないが、部分的には言いたくても言えない本質的なところを綴っていたりする。
障害者は人間としてではなく、動物として生活を過しております。だったり
障害者は不幸を作ることしかできません。だったり。自分が重度の身体的、もしくは精神的障碍者になった場合、社会には(金回りのところは上記のように幾分除いたとしても)必要が無い存在に近しくなるのはほぼ間違いない。
なのであれば、
重複障害者の方が家庭内での生活、及び社会的活動が極めて困難な場合、保護者の同意を得て安楽死できる世界ですというのも、一つの答えとしてはあり得るのかもしれない。
僕は自分で選びたいし、自分の尊厳として安楽死を選べるのであれば、そうするだろう。
書いていて思った。何故犯人は、被害者を安楽死させなかったんだろう。
やっぱり気違いだからか。
何にしろ、自分がこういった心神喪失状態(も含めた重度障害を負った場合)になったら、
さっさと殺して貰いたいものである。
・・・必ず安楽死で。顔面複数刺傷は御免被りたい。
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