カブトムシの幼虫を貰って育ててみたので、そのまとめを書こうと思う。
カブトムシの幼虫を貰った。
100均の虫かごに、適当な土と一緒に入ったカブトムシの幼虫を貰った。餌は土を食べるからと言われたが、一緒に入っていた土はもう駄目らしく(砂漠の砂のようになっていた)、食べられる土、腐葉土を手に入れなければならないらしい。
幸い100均に腐葉土は売っているので買ってきて入れ替えると、カプセル状の糞を散見する用意なった。食べている証拠である。
ただ、この入れ替えを行ってから、コバエに悩まされるようになった。どうもコバエの育成環境としても良いらしい。
また、幼虫から成虫になるためには、深さが必要らしいので、虫かごから2Lペットボトルを切った筒に移動させた。
暫くすると、幼虫は土に潜って出てこなくなった。恐らくサナギになっているのだろうが、出てくる奴は出てくる。コバエである。
フタをしてやろうかと何度も思ったが、幼虫が酸欠になる気がするし、そもそも酸欠になるほど密閉出来る気がしない=あけた瞬間繁殖したコバエの大群が襲ってきそうだったので却下。
代わりにウエ・ルコ しっかり効く!コバエ捕獲器(無香性 中が見えないスティック型 ブラック インテリア 置き型)を買って近くに置いてみたら、
えぐいほど取れた。というか、取れすぎて怖い。また、ある程度密室空間になる場所にカブトムシを置いていたので、ある日床を見たら小バエの死骸が積もっていた。
逆説的にそれだけこの腐葉土から生まれたわけで、コバエの繁殖能力には恐れ入った。
ペットボトルを観察すると、白く細長い何かがミサイルのように土の中に整然と埋まっている姿が確認された。恐らくこれがコバエの幼虫(サナギ)なのだろう。射出の瞬間を今か今かと待ち構えているようで、気持ちの良いものではなかったが、
カブトムシの幼虫が姿を見せない以上、何も出来ない。
そんなこんなである日、成虫になったカブトムシと対面することになった。成虫になりたてのカブトムシは良い感じの光沢があって、何となく愛着が湧いた。
メスだったのがちょっと残念だったが、メスはメスの良さがある。角がない分威圧感が無い。
ただ、もうコバエとはおさらばしたいのでマットを変えることにした。
カブトムシの糞は水っぽく、糞で塗れた腐葉土は見ていてあまり良いモノでは無かった。
餌も問題だった。バナナが好物らしいが、まあ腐る。リンゴを上げたりもしたが、まあ腐る。生ものは得てして腐って悪臭を放つのである。
そして土に帰っていくのだろうが、虫かごの中で自然の摂理を再現しようとは思えなかった。
色々検討した結果、選んだマットはヒノキのチップマットで、ぶっちゃけ材木屋の削りカスだろうと思われるものである。だがヒノキなら抗菌作用も期待出来る。
保湿もしてくれそうだし、転んで起き上がれないようなこともないだろう。
餌はゼリーえさに変えることにした。生ものは美味しいだろうが、ずぼらな管理なのですぐに腐らせる。
腐ったみかんと不味いジュースなら、不味いジュースの方が良いに違いない。
カブトムシの足が取れだした。そろそろ寿命らしい。別に温度管理などもしておらず、朝は寒く、電気も付いたり消えたりと、過ごしやすい環境とは言い難いのは確かだが、もう成虫になってから半年近くなる。充分だろう。
昆虫には痛覚が無いそうなので、別に痛みを感じている訳では無いだろうが、やはりあるところにあるものがないと痛々しく見える
(痛覚があると主張する研究も挙がっているが、恐らく痛覚に似た別の信号だろうし、この話を殊更取り上げているサイトは大体左曲がりだったりするので信憑性が非常に低い)。
最終的にはだるまに近い状態になって、えさを食べられずに死ぬんだろう。
いつまで生きているか分からないが、介護はしようと思う。もしくは、いっそ踏みつぶして一生を終えさせるか。
2021年11月19日金曜日
カブトムシを育ててみた 腐葉土は幼虫の時だけにしよう
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