監視カメラの管理用に、手頃なPCを準備したかったので、GMKtecのミニPCを入手した。こいつがなかなかのくせ者だったので、そのログを書き記す。
一応同じPCを使ったことがあり、これは2台目になる。
ものは
https://www.gmktec.com/products/intel-11th-jasper-lake-n5105-mini-pc-lgvh
の、MEM8GB、SSD256GBのモデルで価格は23000円程度。中華製で、何故かこのスペックでwin11PROにプリインストールという意味が分からない仕様。これを仕込む環境でアクティブディレクトリを使うはずも無く、ビットロッカーで暗号化する意味もなくという。何にしろ、そこそこの速度で動けば良いので気にしないようにする。
中華製PCなので、何を仕込まれているか分からないと言う前提で、OS位はクリーンインストールしておきたいので、以下の手順を踏むことにする。
立ち上げからクリーンインストールまでの流れ
まずは普通に立ち上げて、windowsのスタート画面まで持って行く。letsnoteとは違い、勝手に再起動してローカルアカウントでユーザーを作成させてくれるのは良いが、キーボードレイアウトがUS配列になっているので、色んな入力が非常にやりにくい。
https://pc-karuma.net/how-to-change-keyboard-layout-windows-11/
で設定まで行き着いて、日本語配列を選べば良い。
ここからドライバのバックアップに進む。
一度再起動させた後、ドライバを保存するフォルダを作成し、コマンドプロンプトを管理者権限で立ち上げる。
https://ite-notes.com/os-windows10-command-1/
を参考にコマンドを打ち込もう。具体的には
dism /online /export-driver /destination:"保存先フォルダ"保存先フォルダの所には、フォルダまでのファイルパスを書くこと。例えばデスクトップに「新しいフォルダ」というフォルダを作成した場合は
dism /online /export-driver /destination:"C:\Users\YOURUSERNAME\Desktop\新しいフォルダ"
みたいな文字列になる。
大体1GBちょっとのファイル群が出来上がるので、これをUSBメモリにバックアップし、あらかじめ作成しておいたwindows11のインストールUSBでwindows11をクリーンインストール。因みにブータブルUSBを刺していると、必ずUSBから立ち上がるので面倒。
インターネット接続を飛ばしてローカルアカウントでインストールしたいので、インストール画面でSHIFT+F10を押下し、コマンドラインを出した後、
cd oobe
BypassNRO.cmd
と打ち込むと再起動してローカルインストールできるようになる。因みにプロダクトコードは内蔵されており、勝手に入力される。
インストール後、バックアップしたドライバフォルダをデスクトップにコピーし、コマンドプロンプトをまた管理者権限で立ち上げ、コマンドを打つ。具体的には
pnputil.exe /add-driver ドライバフォルダ\*inf /subdirs /install
となる。「ドライバフォルダ」はファイルパスを書くところで、例えばデスクトップにドライバが入った「新しいフォルダ」をコピーした場合、
pnputil.exe /add-driver C:\Users\YOURUSERNAME\Desktop\新しいフォルダ\*inf /subdirs /install
となる。
問題
無事にドライバを書き戻せたら、あとはwindows updateをやって~という流れになるはずだったのだけれども、一度シャットダウンして別場所で始めようとしたところ、windowsがブートしないという惨事に見舞われることになった。windows updateを削除しようが起動せず、挙げ句の果てには回復オプションで初期化することもままならないという、windows自体が完全に壊れた状態になってしまった。原因は不明。
再度上記を繰り返し、セットアップを完了させたところ、問題なく終了したのだけれども、原因が分からない以上、壊れること前提で使うことをお勧めする。おそらくはSSDに対しての電気的な刺激で飛んだのだとは思うのだけれども・・・。
レビュー
使用感としては、監視カメラの管理には必要十分。サイネージのような形で使う分には全く問題ない。もたつく場面もあるが、逆にもたつかせるようなことをこの価格のPCにさせるほうがおかしい。ブラウジングやら軽作業なら十分使える。
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