2023年3月14日火曜日

Let's Note CF-FV3を分解し、SSDを換装する。

 前回はletsnoteのCF-FV1をバラしてSSDを載せたのだけれども、今回はfv3をバラして載せ替えてみようと思う。

手順は

  1. PCを起動
  2. リカバリディスクを作成
  3. 分解
  4. SSDを換装

という流れ。それぞれに対して意外と変わっていた点を書いていく。

1.PCを起動

windows11になったので、プリインストールを進める起動時に「インターネット接続必須」になった。PRO版なら回避できるはずだが、letsnoteはなぜか回避できない。正直マイクロソフトアカウントを利用した運用を全く考えていないので、これは面倒である。なので、このインターネット接続必須部分をパスする。大体は「windows11 インストール インターネット接続 キャンセル」等で検索すれば出てくる内容なので、画像付きで見たい人はググって欲しい。

https://www.med.oita-u.ac.jp/mic/others/win11home-acount.pdf 

とか。

まず、インストール画面になったら、「Shift+F10」を押して、「コマンドプロンプト」を出す。コマンドプロンプトをクリック(フォーカスされていないので)してから、以下のコマンドを打ち込むと、自動で再起動する。

cd oobe

bypassnro.cmd

上のcdは、oobeフォルダに場所を移動するコマンド、下のbypassnro.cmdは、名前の通りnroをバイパスして回避する内蔵バッチファイルを起動させるコマンドである。

これで、ネットワーク接続の所に「インターネットに接続していません」ボタンが現れるので、ローカルユーザーを作成することが出来る。

2.リカバリディスクの作成

リカバリディスクの作成には、インターネット接続が必須になった。今までは内蔵された領域から書き出して作成するパターンだったけれども、リカバリイメージをダウンロードし、作成するという流れになっている。注意書きはマニュアルを見ろと書いてあるが、マニュアルにはurlを参照しろと書かれており、たらい回し感は否めない(正直理解しがたかった)が、おそらくはインターネット接続が必須なので、環境としてインターネットに接続させたいのだろうというのと、そもそもマニュアルが長くなってしまうので、ウェブで確認させたかったのだろうというところ。

https://askpc.panasonic.co.jp/win11/

 に進み、リカバリーイメージダウンロードサービスをクリック、更に中の


Windows 11 リカバリーイメージ ダウンロードサービス(Windows 11 Pro プリインストールモデル対象) 

を押下したらいよいよである。3/4程度スクロールしたところに、「リカバリーディスク作成ユーティリティ」 ボタンがあるので、それを押下すると、ダウンロード先が現れる。

https://faq.askpc.panasonic.co.jp/faq/docs/005204

マニュアルと自己解凍形式の圧縮ファイルをダウンロードして、それを実行すると、exeファイルと7z圧縮ファイル、いくつかのテキストが解凍されるので、RevDiscDl.exeを実行する。RevDiscDw.exeというのもあるが、両方起動させてみたところ、始まりは同じだった。ファイルサイズが違うので、多分Dlの方が単純にDwのラッパーなのではないかなと。

ダウンロード種別を判別するために、実行環境の提示が必要になる。

スタート内の、PanasonicPC設定ユーティリティを起動し、「PC情報ビューワを起動する」ボタンを押すと、一発目に必要な情報の画面になるので(まあシステム情報にも書いてあるのだが)「保存」ボタンを押し、「表示している情報だけ保存する」を選択、okを押して保存先を設定(デスクトップとか)すると、テキストとして保存される。けして全ての情報を保存してはならない。必要な情報までスクロールするのは死ぬほど面倒である。

機種品番と製造番号をコピペして、ダウンロードになる。後は流れに沿っていけば良いが、注意点として、少なくとも32GB以上のUSBメモリを用意することをお勧めする。警告画面で出ていたが、国内販売分は16GB、アジア圏販売分は32GB以上のUSBメモリが求められる。作成済みのUSBメモリで10GB弱だったので、基本16GBで大丈夫だとは思うが、あなたが使っている機種を僕は知らないので。

あと昔は一回しか作れなかったはずだが、これは何個でも作れるようである。まあ、msの方針転換もあるし、リカバリディスクの価値はそこまで高くなくなってはいる。

3.分解

分解は滞りなく進んだ。要はCF-FV1と同様だったということである。

 




違いは、封印シールがしっかり貼られておらず、切らずに剥げた(ままある話)のと、プラスチックの放熱スロットの接着が、ネジだけでは無く、しっかり両面シールで左右貼られていたことである。



 

fv1の際は、別パーツの接着剤だと思っていたが、どうもちゃんと両面でくっついていた。

4.換装

今回はまっていたのは、SAMSUNGのMZ-VL25120 512GB。前回と同じパーツで、980PROのOEM品。




 

こちらをウェスタンデジタルのWD_BLACK SN850X 4TBに換装する。コメントで、両面実装のSSDを換装しようとしたところ、裏蓋がしまらず換装不可だったという内容を頂いたので、今回は両面実装の本商品でチャレンジ。元に入っていたsamsungのは片面実装。

写真を見て貰えると分かるが、デフォルト状態だと十分にクリアランスがある。しかし、両面実装のSSDに換装すると、実装してあるチップ分下方にせり出すため、クリアランスが潰れる。但し、干渉しているかと言われると、感覚的には何も接していないような感覚で、写真でも一応ミリ以下で隙間がある。また、干渉している感じはしないが、そりが凄い。


 

FV1とM2周りの設計が異なるか、SSDのメーカーによって干渉するしないがあるのかも知れない。

また、仮組みしてリカバリ動作をさせたが、ケースからはほんのり温かい感じがするだけで、外向きにはそこまで発熱を感じられなかった。WD_BLACKが優秀なのか、Gen4が優秀なのか。 

リカバリ画面で認識した画像はコレ。


因みにリカバリ動作時に、リカバリパーティションを残す選択をすると、リカバリパーティションが作成されるので、通常であればこちらを選ぼう。

ここまでの作業で、おおよそ2時間30分程度である。大半はディスク作成時間や、リカバリの書き戻し時間だけれども、そのくらい時間がかかることは覚悟しておくべき、というところ。超速SSDだからといって、さほどインストール時間は変わらない。ついでに言うと、全セットアップを終了(ソフトウェアのインストールやらアカウントの作成やら)するまでに5時間かかった。

0 件のコメント:

コメントを投稿