2018年7月14日土曜日

ワンプッシュ式蚊取りスプレー(ワンプッシュ式虫除けスプレー)の正しい使い方と選び方

ワンプッシュ式蚊取りスプレー(ワンプッシュ式虫除けスプレー)の正しい使い方

チンパンジーとゴリラ、そして人間はほ乳類に分類されるが、それぞれ違うわけで、
同じようにハエと蚊は昆虫だけれども、やっぱり違う。

ただ、ハエも蚊も、屋内ならばただの害虫でしかないので駆除したい。

そう思って方々に問い合わせ、調べた結果をここに。

●全ての薬剤が効果的なわけではない
市販されている虫除け、蚊取り、殺虫剤の中に入っている成分はバラバラで、オールマイティなわけでは無い。
殺傷に必要な薬剤効能と濃度によって変わってくる。
今ワンプッシュ式虫除けに含まれている成分は2種で、メトフルトリントランスフルトリン。

たとえば、蚊に良く効くのは「メトフルトリン」。
新しめのピレスロイド系の薬剤で、ヒトスジシマカに対する薬効は、トランスフルトリンの5倍。
アカイエカに対する薬効は3倍なので、蚊を駆除するならメトフルトリンになる。
https://www.sumitomo-chem.co.jp/rd/report/theses/docs/20050200_imi.pdf
table18~20を参照のこと。

対して、ハエやゴキブリに効くのは「トランスフルトリン」。
ハエに対しての効果は、メトフルトリンの約24倍、ゴキブリには2倍効く
http://value-kaden.com/katori/
中段の表参照のこと。

なので、ターゲットに対して適切な薬剤を選択する必要がある。

●原理
各メーカーが想定している原理は

・薬剤は中空に噴射された後、下方向に落ちる
・薬剤は、30分以内に下に落ちきり、床などに付着する
・薬剤が蒸散して薬効が発揮される

という流れのよう。
要は、薬が下から上に立ち上るイメージ。体感的には打ち水みたいなのを想像すれば良い。
なので、

・霧状での噴霧のため、風がある場合、薬効を求めたい所に対して落ちない可能性がある
 (換気扇が回っていると吸い出してしまう)
・噴射した後、(薬剤の落ちた)床を掃除すると意味が無くなる


事に注意しなければならない。

●施工方法
1 部屋の隅から中心に向けて噴霧すること
2 薬剤が落ちきる想定時間「30分間」エアコンや換気扇を止め、無風状態にする

1は、部屋の中心に薬剤があることによって、活動によって起こる空気の流で、蒸散する薬剤が結局中心以外にも広がるから。
2は、霧状での噴霧なので、エアコンや換気扇によって狙った場所(部屋の中心)に落ちないことが考えられ、想定した薬効を期待できないため。
また、エアコンも換気扇も「吸気」するので、エアコンや換気扇が吸い取ってしまうのでそもそも薬効とは何なのか、ということになる。

施工のキモは、
a エアコン、換気扇等、風を起こす、風を吸う機械を全て止める
b 部屋の隅から中心に向けて噴霧する
c 30分間以上無風状態にする
となる。
特に定着時間としての「30分間無風」が大事。


●リキッドタイプはハエに効くのか
実は、事の発端はリキッドタイプの蚊取り線香がハエに効くのかを調べていた。
URL失念したが、害虫駆除業者はオススメし、yahoo知恵袋でも詳しく書いてある。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1227684342
ただ、これは「当時」効いていただけで、今では全くオススメできない
要は、薬剤が変わってしまったから、期待したほどの効果は無くなってしまったのである。
今はメトフルトリンで、まあ、まさに蚊によく効くようにはなったと言うこと。
なので今リキッド系の殺虫剤で何とかしようと思うと、相当量の薬剤を使用することになる。
トランスフルトリンを使った除虫の特許内容から
http://www.j-tokkyo.com/2003/A01N/JP2003-192509.shtml
0.8mg/日・m3(立方メートル)の蒸散量が確保できれば良いということになる。

じゃあハエをやるにはどうすればいいのかと推測すると、上記yahoo知恵袋で、8畳間に対してワイド60日の計算があるが、
これをワンプッシュ式のスプレーに、簡易的に当てはめてると、
蚊に対して10~20畳の広さに対してスプレー式は4~8畳なので、
約2~3倍噴霧すれば薬剤量としては十分であるといえそう。

●持続性がないスプレー式蚊取りについて
薬剤としては同じ物が使われているが、恐らく蒸散量をコントロールしているため、持続性が無い(即効性がある)ことになる。

●最後に
追記

フマキラーさんは、ハエをやるなら、
おすだけベープスプレーハイブリッド 200回分 不快害虫用
https://fumakilla.jp/insecticide/1470/
ガチでオススメです!と言っていた。
実はフマキラーさんだけ、含有量を公開していなかったりするので、適量を判断できないのがネックなのだけれども、
そこまで言うならと思って買った。

あと、「部屋の中心に向かって噴霧する」は、部屋の端から中心までの、噴霧経路全てにも放射状に飛散することを忘れてはならない。
壁に向かって幾ら吹いても、蒸散する範囲が狭いので薬効が出にくい。
逆に一カ所に量があるので、持続時間は長くなるかも知れないと思う反面、局所的に濃度が高くなるので、多分中毒症状が出やすくなると思う。

2018年7月7日土曜日

マスキングテープの色による用途と特徴の違い

マスキングテープの色分けを良く忘れるのでメモ。
必ずこれが備わっている、というわけではないが、目安になる。特に、買ってから「これなんだっけ」となることが多いので。





色による分類(大体こんな感じ)
黄色 自動車塗装用 耐熱性 耐溶剤性
緑色・紫色 建築塗装用/吹付塗装・サイディング用 耐溶剤性 耐候性
青色 シーリング・コーキング用 弱粘着性の物もある

黄色を使えば大体の用途には合い、耐熱性が求められるなら黄色、粘着力が足らなければ、緑や紫を。 青は弱粘着性のものがあるので水回り以外では使わない、としておけば、分からなくなっても大丈夫だろう。
あと買うときにもこの色分け通りの色を買わないと、やっぱり忘れたときに困ることになる。

メーカー
3M 発明者。そつなくこなせるし、データシートも分かりやすい。種類が豊富。ただ、高いんだよなあ・・・。
ニチバン セロハンテープと言えばニチバン。色に節操がなさ過ぎて分かりにくい。使い勝手は悪くないけど、分からなくなってしまうので敬遠気味。
カモ井 民生用マスキングテープで一世を風靡(mt)。悪くは無いけどここも別の意味で分かりづらい。歌舞伎(kabuki)と武蔵(musashi)の違いは何なんだろうとか・・・実感としてはkabukiの方が粘着が弱く手切れが良い、musashiはその逆で、粘着が強く手切れが悪い?