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2023年12月1日金曜日

SEIKO プロスペックス SBDN075 レビュー

 今回はセイコーのSBDN075をレビューする。

 SBDN075は、38.5mmという小径ダイバーズウォッチで、ケース素材はステンレス、バンドはシリコンバンドで黒ベースという代物。元々僕は、素材はチタンでブレスレットしかダイバーズを買おうとしていなかったのだけれども、ダイバーズで38.5mm、ソーラーで回転ベゼル付きというスペックは、まさにオールマイティに使用出来る「実用時計」であり、一度買ってみたくなったのである。

因みに、何故SBDN075にしたのかというと、素材がステンレスだったから、という所につきる。メタルブレスが単純に重いのである(149g)。citizenの43mmチタンダイバーズであるBJ7110-89Eでも20g軽い128g。時計は軽ければ軽い方が良いと思っているので、ステンレスならブレスはシリコンかNATOになる。今回はNATOベルトと一緒に購入した。

商品の詳細をレビューしていこう。まずファーストインプレッションは「小さい」。そして、それは今でもそう思ってしまうくらい小さい。オリエントのマエストロ(RA-AC0E02S10A)を初めて見た時「でかい」と思った印象が、今でも「でかい」と同じようなものだろうか。ただ、今までダイバーズといえば、20年近くデカアツ幻想のせいで慣れさせられたあの大きさだったことが影響しているのかも知れない。着用写真を見て全く違和感がないのがその証左だろう。

シリコンバンドは、留め具が金属で高級感がある。ただ、あくまでもシリコン。限界はある。ZULU DIVER等、真っ当なNATOベルトと比べると、どうしてもシリコンというところで見劣りしてしまう。因みに、バンド幅は20mmである。

ベゼルはフラット(インデックス部分だけ一段下がっている)だが、サイズが小さいからか、スーツやシャツの裾で引っかかることが少ない。出来れば斜めにカットされている方が好み(というかひっかからないので実用的)なのだけれども、これなら問題ないだろう。回転はかなり重く、クリック間隔は狭い。クリック音はチリチリといった感じで、精密に動いている感じはするが、若干甘い感じ。

インデックスはシンプルにドットインデックス、文字盤は黒一色で、素子は見えない。デイ表示は3時で、3針構成である。この価格にしては、いいデザインの針を使っていると思う。

竜頭はねじ込み式で場所は三時。購入時既に竜頭が外れていてびっくりした。一段引きでデイ調整、二段引きで時刻調整。

風防はサファイヤガラスでコーティングは不明。防汚コーティングは多分されていない。また、反射防止コーティングもされていなさそうな輝き方である。

装着しての感想は、流石小径、大変良好で、視認性は抜群、ブレスレットを付けている感は皆無で、自然になじむ。ベルトははしゃいだ色味よりも、黒色を交えたストライプが良いだろう。

また、NATOベルトも重量から、厚めのものを選んだ方が良いかもしれないと思い、厚手のものを買ったのだけれども、意外と薄手のものでも問題ない。ラグ幅20mmは、他の時計との汎用性も高いので、NATOベルトをたくさん持っていると遊べるというのもある。

総評として、実売4万円なら十分買い。こうなると、41mmのcitizen NY0125-83E、NB6021-17Eにも俄然興味が出てくる。楽しみな時計が増えた。

2019年9月12日木曜日

BJ7110-89E(BJ7115-85E,BJ7111-86L)インプレッション&レビュー。

BJ7110-89Eを手に入れたので、レビュー。
PROMASTER PMX56-2811の後継として買ったので、比較レビューになります。
スペックレビューは前回書いたので、こちら参照で。

とうとうPROMASTER PMX56-2811の後継が作られた!BJ7110-89E(BJ7115-85E,BJ7111-86L)

Pros

ベゼルが回しやすい
回転ベゼルが厚くなった分、回しやすくなった。
PMX56-2811は若干固い感じ。

視認性が良い
盤面がごちゃごちゃしていたので、わかりにくいかと思いきや、そうでもなかった。
ただ、夜はちょっと困る。

夜光が保つ
PMX56-2811に比べても保つ。へたっただけなのかな。

GMTは、まあまあ便利
海外に行った際、日本の時間は何時かしらん、と把握したい時は便利。逆にそれだけなので、
国内にいるなら必要は無い。


Cons

ベルトが伸ばせなくなった
ウェットスーツの上に装着するための、可変式機構付きのベルトでは無くなった。
これが意外と便利だったので、無くなったのは残念。

ベゼルがスーツに引っかかる
回転ベゼルの角が切り立ったので、それがスーツに引っかかるようになった(PMX56-2811は斜めにカットしてある)
厚くなったのも恐らく関係している。

厚い
PMX56-2811が10.8mm、BJ7110-89Eは13.8mm。3mmは結構違う。

重い
PMX56-2811が103g、BJ7110-89Eが120g。7gは意外に気付く。

夜光で時間を誤認する
夜光塗料が塗ってあるのが盤面の●と12/3/6/9の■で、■を誤認して時間を瞬時に把握する際、何度か誤認した。
PMX56-2811は数字だったのでそれはなかったけれども、じゃあ昼間に●と数字、どっちの盤面が良いかと言われると、
●の方が見た目良いので、これはトレードオフかな。

総評

しっかりと実用時計として完成はされているけれども、やっぱりPMX56-2811と比較すると、退化している。
ざっくり言えば、悪くはないが、過去にはもっと良いものがあった、という老人の回想みたいな感じ。
時計という枯れた業界だと、名機は名機のまま後継が作られると思っていたのだけれども、どうもそうではないらしいことが分かった。
コスト増なのか、社内政治なのか分からないけれども、機械式では無い以上(エコドライブなので修理可能期間を過ぎると怪しくなる)、
現行品を買うしかないことを鑑みると、やっぱり残念だなあ。
今PMX56-2811を手に入れても、どこまでメンテされるかが不透明なので、やはりBJ7110-89Eを勧めることになるが、
PMX56-2811もまだ実働でもっているならば、PMX56-2811の方を手に取ってしまうと思う。
僕がそうだから。

まあ、また10年後に後継が出ることを期待して、PMX56-2811が壊れるまでメインで使って、壊れたらBJ7110-89Eに乗り換えるのが正解かな。

2019年7月31日水曜日

とうとうPROMASTER PMX56-2811の後継が作られた!BJ7110-89E(BJ7115-85E,BJ7111-86L)

待ちに待ったと言って良いだろう。
愛用していた時計「PROMASTER PMX56-2811」とほぼ同じスペックで、同じケースサイズの時計が発売されたのである。
結局
http://roserogue.blogspot.com/2018/08/pmx56-281110seiko.html
で触れた、SEIKOのSBDJ013を買ったのだけれども、ケースサイズがでかく見えすぎて野暮ったかったのである。
公称1.1mm違いなので、そんなに気にならないかなとも思ったのだけれども、回転ベゼルの外側まで黒に塗ったのが敗因なのかも知れない。
結局、公式を覗くと廃盤になってしまったようである。3年の命でしたとさ。
実売5万円の組み立て中国。全く別話になるけれども、外国組み立ては増えていくのかしらん。品質に問題なければ良いけど、修理という名のオーバーホールは嫌すぎる。

で、今回のBJ7110-89EBJ7115-85E,BJ7111-86L)は

・43mmケース(極力小さめのケースの方がビジネスに使える。デカアツとかもう化石)
・チタンケース・ベルト(軽さは正義)
・200m潜水(ダイバー)
・回転ベゼル(便利過ぎる。)
・エコドライブ(クオーツ。単車に乗ったり電動機器を使うなら機械式は論外)
・サファイヤガラス(欲しかった!PMX56-2811の前のがサファイヤで傷一つ付かなかった)

と、僕が欲しかった機能全てが詰まっている。
ついでにGMT機能という、第二時刻帯機能がついている(これは個人的には要らないのだけれども・・・)。

 BJ7115-85Eが限定品で、BJ7110-89E/BJ7111-86Lがスタンダードなのだけれども、これは色で選ぶべきかな。
ビジネス目に使うならBJ7110-89E、あそびならBJ7115-85E、おしゃれに使えるならBJ7111-86L。

僕はBJ7110-89Eを買います。黄色のGMT表記が気にくわないけれども、PMX56-2811の純然たる後継はこいつかな。

間違いなくベストバイ。最高の実用時計に違いないと確信している。

2018年8月7日火曜日

PMX56-2811が丸10年で退役。次はSEIKOか・・・。

前回に続き、今回も時計ネタです。
いや、吃驚なのだけれども、10年使いに使ったシチズンプロマスターの、回転ベゼルが外れた。
外れたというか、取れたというか。
プールに持ち込んだのだけれども、ふと見たら取れていた、という。
ベゼルと接着していたらしきところに、ゴムのようなものが付いていたので、これでくっついていたのだろうか。
そのゴムらしき物も、周辺部に黒い、恐らくかびのような物も付いており、ノビに伸びきったという疲労困憊感。
当のベゼルはどこかに行ってしまっている。
ゴムがかびるのか・・・ある意味新鮮である。

型番はPMX56-2811
ほぼ24時間、10年着け続けた。
10年のうち、付けなかった時期は1回のみ。7年目でオーバーホールに出した時。
この時にプロマスターランドの方を買ったのだけれども、戻ってきたらすぐにこいつに戻った。
修理しようかどうか非常に迷ったが、修理をせず、新しい物を買おうと思う。
前のポストでは、セイコーを買おうと思っていたが、シチズンの機械式NY0070-83Eもいいなあと思っている。
理由としては、PMD56-2952があること。
どう考えても、荒事にはPMD56-2952が合う。
普通の人は、今日はデスクワーク、明日は大工のような事はしないだろうが、僕はするので。
ただ、実用時計が2本になって分かったことは、TPOとは別に、付けたい日と付けたくない日があるということ。
あくまでも「サブ」として、NY0070-83Eを使うというのも悪くないと思っていたりする。
あとは国外組み立ての可能性が高いことだけがネックかな・・・。
何というか、時計に愛着が湧いたり湧かなかったりというのがなあ、という。
オーバーホールに出したのも、使い続けたいといいうよりも、他に買い換える別の時計が無い(気に入った物が無い)という消去法的な選択だったし、
機械式にして誰かに継がせるとか、そんな価値の時計でも無い。
あくまでも実用時計。
PMD56-2952があるので、まだ迷える。

忘れていた。
単車に乗るので、振動は大敵だった・・・。
もうセイコーしかない・・・SBDJ013、文字盤、ダサいんだよなあ・・・。
NY0070-83は、文字盤最高なんだけどなあ・・・。
結局消去法か・・・。

2018年7月26日木曜日

シチズンがなかなか僕好みの時計を作ってくれない

まあ、何というか、要望も出していないので(出したところでと言うのもあるのだけれども)実現されないのは当たり前なのだけれども、
シチズンがなかなか僕好みの時計を作ってくれない。
僕は裕福では無かったので、時計を買うならセイコーでは無くシチズンだった。
御陰で訓練され、自分で買うならシチズンだったりもする。

では、僕の好みの時計はと言うと、
僕は重いのが嫌なのでチタン製を好んでいる。正直ステンレス製の時計を付けている人の気が知れない。
また、風防に凄い衝撃が加わることは無く、傷が嫌なのでサファイヤガラスが好きである。
時計は極力外したくない(外して無くすことが度々あって、それが嫌なのである)ので、風呂に入る際も付けっぱなしで居られる位の防水性能が欲しい。
勿論携帯電話を始め、様々な磁力に囲まれるので、耐磁性能は欲しい。
経過時間や残り時間が瞬時に判別できる回転ベゼルも欲しい。
電波時計も嫌だ。ずれても直せば良いし(大体日本の時計で恐ろしくずれることは無い)、可用性が損なわれる。
更に、無精なので出来るだけメンテナンスをしたくないから、太陽電池式が良い。
逆に、盤面をごちゃごちゃ汚す(そして操作が複雑になっていく)クロノグラフ等は無い方が良い。

そうなると、全ての条件を満たせる時計が無いのである。
そんな時計あるわけが無いとお思いになるかも知れないが、昔セイコーで存在した(そしてその際貧乏だったので買えなかった)。

なので、何かを妥協して買っているのだけれども、それでも無かったりする。
今売っているもので近しい物は、
シチズンで
BN0121-51L 恐ろしく安いがデザインが壊滅的。モンベルのセンスの無さが光る。回転ベゼルが無い。中国組み立て。
PMD56-2951、及びPMD56-2952 回転ベゼルが付いていない。電波時計。
NY0070-83E、NY0070-83L 光発電ではない(自動巻)、ガラスがクリスタルガラス。
となる。
PMD56-2951、PMD56-2952は買ったけれども、やっぱり回転ベゼルが必要なときに凄く残念な気分になる。ただ時計としては最高の部類。実用時計としてはこれ以上の物は無い。
NY0070-83Eは、何故エコドライブじゃ無いんだろう、という切ない何か。自動巻なので、何も考えず割り切って使えば良いのだけれども、自動巻は磁気に弱いのでためらってしまう。
また、たかだかゴルフや野球程度で壊れてしまうようだと、僕にとっては全く意味が無い(自動巻への偏見かも知れないけれども)。

セイコーだと
SBDJ013 ガラスがクリスタルガラス。amazon曰く中国組み立て。
となる。
なので、次買うならこれになるだろう。
ただ針が正直微妙。あと時計で中国は正直微妙。

ダイバーズウォッチは、実用時計としては最高だと言って良いと思う。
優れた視認性、高い防水性能、回転ベゼル、どれも生活に時計を求めるのであれば、間違いなく優秀な実用時計である。
ただ、僕は海に潜らないので、「陸ダイバー」なのだけれども。

外国産の高級時計は全く興味が無い。
良いと言われているどのモデルも、実用時計では無いからである。
僕が欲しているのは現場でちゃんと使える時計であり、フォーマルユースならGSやTCを買う(いや最近のGSは大きくなりすぎて微妙は微妙か・・・)。
大体重すぎるのである。ロレックスのサブマリーナなど、手にウェイトを付けているような物だ。
今でも007がNATOバンドをしているのは、オメガが重すぎたせいだと思っている位である(あれもロレックスか?)。
パネライもフランクミューラーもパテックフィリップも全く食指が動かない。
なのでセイコーさん、シチズンさん、陸ダイバーズウォッチを是非。

追記
セイコーのウェブサイトで製品検索するのは凄く手間である。
何故か検索設定すると、あるはずの商品が無いと表示されたり、一々画像がフェードインするので見ているだけで辛い。
ケースをチタン指定すると、検索結果0ってもう検索させる気が無いとしか。
上のSBD~も、やっと探したという。
こんなところでエクスプローラーにならなくても、と思ったら他社製品でしたね。