2018年1月30日火曜日

偽物には注意したいが、本物と同じ偽物もあるんだよ、という話。

パチモン(偽造品や模造品)は、昔からずっとあるけれども、2013年位からのトレンドを聞いたところ、
なかなかぐっとくる内容の話を聞けた。
勿論これは「世界の工場」のお話。
昔は製法や金型をパクるなりパチるなりして、「同じような物」を作っていたようだが、最近は何と、
就業終了後、「正規品を作るラインを稼働させて、本物と同じ偽物を作っている」らしい。
ということは、金型が同じだけ、や、製法が違う、等で出る問題は皆無。
違うのは値段だけ、というものも少なくないということである。
まあ、ガワ(外装)が無いことが多いのだけれども、恐らくそれはアッセンブルする工場が別で、
そこはモラルがあったりするんだろうなあ、とも思う。
もしもこれがまかり通るのであれば、短期的な目で見ると、消費者としてはある意味良いことである。
安くて「全く同じ物」が手に入る。
ただ、勿論色んなパチモンと同じように、長期的に見れば疲弊するのは消費者なので、全く良いことでは無い。

何故こんな話を書いているのかというと、amazonの品揃えでオリジナル製品がどれなのか、さっぱり分からないことが多々あるからである。
たとえば、EOTWという中国の会社があるが、全く同じ製品を別の会社が作っていたりする。
勿論問い合わせ住所は中国深セン。
ついでに、この会社の住所も深セン。
恐らくここは、オリジナルの会社なんだろう(と信じたい)http://www.eotwsports.com/が、
ここはここで、類似品を売っていたりするので何とも言えない。
どう見てもniteizeのカラビナだったり。
パクられるのはパクられた方が悪い的な何かなんだろうか・・・何にしろ、こういうことがあるのでライセンスビジネスは難しい、とも言える。

追記
気になって調べていたら、向こうでは普通のことらしい・・・。
白牌に貼牌、OEMといえば聞こえは良いが、その実、他人のふんどし「でも」勝負するという感じかな。だから上の会社も、ぱくりパクられという感じなんだろう。

https://fabcross.jp/topics/tks/20170926_pearl_river_delta_01.html

https://fabcross.jp/topics/tks/20170531_chinese_copy_01.html

コピーから始まるイノベーション。
大量の廃棄の山を物ともしない生産力と体力で裏打ちしているから、とも言えるけど、
分かるけど、それはエコじゃないなあ・・・。

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